結婚恋愛


自分より年上の男性に、こういうことを言っていいのか、正直不安だ

だが、彬をこの性格のまま放置していたら、この先、目を当てられないような事態を引き起こしかねない


「持ってるよ?」

「では、その女性の対処をお願いします」

「え?美世ちゃんがやってくれるんじゃ・・・」


頭を下げて歩き出す美世を、彬が呼び止める


「秘書として行わなくてはいけないと分かっていますが、今後、私は社長の妻という立場になるのです。妻の仕事に、夫の女性問題処理は含まれません。ですので、最低限の女性の対処をご自身でお願いします」


< 92 / 706 >

この作品をシェア

pagetop