結婚恋愛


今日のお昼もイタリアンだったらどうしよう・・・

胃薬の予備はあったかな、なんてことを考えながら、美世は彬の後ろに続く


「鉄の女が社長と結婚・・・?」

「あの社長が、あの麻生さんと・・・?」


囁く声が、美世の耳にも届く


「噂が広がるのは早いねぇ」

「社長、ネクタイをきちんと締めてください」


こうなることは、想像していなかったわけではない

彬は噂もスキャンダルも日常茶飯事

それに美世が加われば、社内で噂にならないわけがない


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