結婚恋愛


「今日はどちらへ?」

「イタリアン、と言いたいとこだけど、今日は中華で」

「夕食はイタリアンなんですか?」


運転手に行き先を告げて、美世は座席に座り直す


「女性とお会いになるのであれば、お気をつけください」

「他にないのかな?」

「ありません。さしずめ、私との結婚を理由に、面倒な女性を切るおつもりなんでしょう?」

「美世ちゃんって、俺のことを良く分かってるよね?」


否定しない彬に、美世は呆れるしかない


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