空がもしも海ならば








今度は教室をバレないように抜け出した。薫も同じようにウチのあとを追った。



「なんでついてくんねん」



「だって…だって暇なんやもん」






「知らんわ」




ゲーセンに行こうとしたら、うわめずかいで見つめてきた。





「なんやねん!その目!きもちわるい」




「ついてってもええ?」




「はあ?」




ついてくるなんてほんまめんどくさい。
真面目がこんなギャルに話しかけてくるなんてやっぱりなんかへんやわ。










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