空がもしも海ならば
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン―…。
チャイムが鳴り響いた。
携帯をいじりながら、靴箱の前に突っ立っていると周りには誰にもいなかった。
「やばい!早よいかな!…まあええか。走るのしんどいし」
そう思い、ゆっくり階段を上がってく。
「やばい!やばい!!」
後ろから焦る声がした。
その人はウチみたいにギャル。
でもちゃんと急いでる。
ギャルもおったんや。
少し安心した。