空がもしも海ならば







ウチの腕をギュッと握ってくる薫。





「なんや、気持ち悪いな…」




「今の女の子ってこんなんやで」






まぢかよ。ありえねー。





「とりあえず、話せ」




「や~だね~」




薫はウチの腕を握ったまま歩き出した。



「も~…」





しょうがないな…。



デパートは広すぎて段々足が痛くなる。




「次どこいくん?」




「しらん」





「じゃあアイスでもたべよか」



「………うん」









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