空がもしも海ならば








それにしても泣き止まない赤ん坊。
だけど母親がだっこすると嘘のように泣き止んだ。





母親ってすごいんやな。


とこの時思った。





「お昼ご飯まだやろ?食べていき」



と薫の母親がいってくれた。



「でも…」




「いいから」




"いいから"は二人の口癖みたい。




「ありがとうございます…」





優しい母親。

ウチの母親がこんなんやったら幸せにくらせたんかな。


母親はなんで帰って来うへんのやろ。
嫌われたかな。











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