空がもしも海ならば









「じゃ~ん!彼氏」



と携帯で撮った写メを見せてきた。




「そこそこイケメンやね」




「そこそこってなんやねん!どうみてもイケメンやがな」




そうかな…。
そこまでイケメンでも…ないな。





屋上のベンチに腰掛ける。




「振られてまだちょっとしか経ってへんのやで?すぐ違う男?」





「違うねん!前から私の事すきやったみたいで、泣きながら帰ってたらバッタリ会って…」




と話す薫の薫は輝いていた。









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