空がもしも海ならば






病院に着くと、命が危ない薫が医者に囲まれていた。



薫の母親が泣きながら、薫の名前を呼んでいる。





「薫…」




なぜか涙が止まった。

機械が




ぴ――――― と


なりだした。



薫が…死んだ。






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