俺を愛して
「お前、大丈夫か?」
帰り道でふと振り返ると、ビクビクして足速に歩いている。
「ぇ、えと、ゆ、夕暮れ時や夜はととても恐ろしいもので..」
..なにが怖いのかはさておき、うん、そうだな。
声めっちゃ震えてるもんな。
..どんだけ怖がりなんだよ。
「ゎ、笑わなくたっていいじゃないですかぁ..。」
あまりに泣きそうな顔で俺を見てくるもんだから、ついついイジメたくなる。
「お前のせいだ。」
「へ?!ぁ、すすすいません!」
今度は必死に謝りはじめるし..。
やっぱおもしれぇよ。