たった一つの星

関係


あたしは、あれから1ヵ月間あなたを忘れることはできずにいた。

あれから毎日メールはしてる。てかしてもらってる。こうきはあたしに相変わらず冷たいまんまだった。でもそんなときあたしは、もう一度だけこうきに戻ってきてくれると思っていた。ただ自分に自惚れていたとしても、あたしはそれだけを願った。


ゆみはあれから1ヵ月後に彼氏とよりを戻していた。
ゆみは信じて待っていたからだった。

(もしかしたらあたしも…)

そう思っていたあたし。


でもすべてあたしが狂わせてしまったのだった。
いつもどおりにこうきとメールしてるときにあたしはいった。

「あたしね、こうきの特別な存在がいい。」

『俺たち友達だろ?』

「みんなと同じじゃいや。」

『んじゃ、セフレになれよ。』



こうきからのこの一言。あたしはどんな形でさえ、大好きなこうきと一緒に居れるならなんでもよかった。

< 15 / 45 >

この作品をシェア

pagetop