たった一つの星
冬ってこともあり、その日は暗くなるのが早く、海に行って2人で逢うことになった。ゆうとはまだゆうなと付き合ってる。だからあたしたちは、秘密の関係。そしてお互い秘密の大切な人。そうあたしは想っていた。
その日、海に行ったらあたりは真っ暗でとてもきれいに星が見えた。
誰にも邪魔されない。
誰もいない静かな海。
あたしは、幸せを感じていた。
あたしたちは、海で一つになった。
このときあたしたちは、お互い惹かれていたのかもしれない。あたしは『このまま時間が止まればいいのに。』それだけを星に願っていた。
あたしたちは終電までずっと手をつないで一緒にいた。
最後にあたしはゆうとに「キスして。」
といった。あたしなりの挑戦だった。
もしここでキスしてくれないなら、ただの暇つぶしだったってこと。
でももししてくれたら、また、一緒に星をみたいと言う。
そしたらゆうとはあたしに、照れながらもキスをしてくれた。