たった一つの星
それから次の日。
あたしは普通に学校に行ったとき、
いきなり昨日飲み会したばっかの他高の人からメールがきた。
『学校にばれた。そっちもやばいかもよ』
その友達を見たら、その友達もこっちをみていた。
みんなそのメールが送られてきていた。
その瞬間だった。
ガラガラー…
『ちょっと4人きなさい』
担任が教室に入ってきて荷物をまとめてあたしたちは教室をでたら、あたしたちはみんな違う別室に移された。
このときのあたし、もうどうでもよくなり、すべてを正直に話し終えた。
そしたら先生に気付かれた。
「その腕…どうした?」
とっさに隠したけど遅かった。
あたしは正直に、
「自分で切った。」
それだけを言ったら、先生はあたしを見てとても泣きそうな顔をしていた。
この先生はあたしの担任でもあれば部活をやっていたときの顧問でもあり、あたしをいつも気にかけてくれていた先生だった。いつも心配してくれて、あたしがどんなにサボっても、優しく「授業でたくないのか?」そう声をかけてくれた。
あたしは学校をやめるといったときも、すごく自分を追い詰めていた。
でもあたしは言ったことに後悔はなかった。
これ以上あたしがこの学校にいても、他の先生はあたしをよく思わない。
担任もあたしがいると大変だと思ったから。
あたしは、学校をやめ、その学校を静かに去った。