たった一つの星

あたしはもう目の前が見えなくなった。

この先未来なんかないんだ…。

そう思った。


そんなときひろきは、あたしに言った。

『俺はりなを信じっから。』

最初はひろきもゆきのこととかを信じかけていた。でも最終的にはあたしにきてくれた。このとき初めてひろきにたいして、安心感を抱いた瞬間だった。



あたしひろきを大切にするとこのとき昔に戻ったかのように、純粋な気持ちを抱けた。
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