たった一つの星

(どうして、女ばっかり…)

あたしはいつも思う。でもゆみは一言もそんなことを言わず、ただ静かに泣いていた。



ゆみは泣き止んだあとに言った。

「あたし、なんか戻ってきてくれる気がするの。」

あたしにはわからなかった。どうしてそんな自分勝手な男を
ここまで信じれるんだろう。あたし、どうやったら男を信じれるんだろう。




~♪~♪

TO:りな
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りな起きてる~?

-END-

送信相手を見るとこうきからだった。

こうきとは中学が一緒で別に対して仲よかったわけではないけど、いつもメールをしていて、お互いいつもいろんなことを相談しあっていた。あたしは返事を返し、家に帰っている途中に電話がきた。

「もしもーし。どしたの?」

『いや、ひまだったから電話した』

「なんだそれ!」

『最近、恋愛はどんな感じ?』

「まぁ相変わらず?笑」

『そっか。てかメールするわ』


そういって切られた電話のあとすぐに
メールが来た。

TO:りな
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りな?いいかげんさ、
俺だけでも信じろよ。

-END-


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