恋して、チェリー
‐‐‐‐噂のPLAY☆GIRl
正直、すごく興味があった。
アイツと胡桃ちゃんのエッチな話とか。
もう少しで付き合って1ヵ月だ。
その記念に、デートに誘われてるって嬉しそうに話してたっけ。
正直、……ヤッたのかヤッてないのか。
すごく気になるとこだが、アイツは絶対そういう系の話はしないだろう。
「アキのそういうとこ、ウザい」
露骨に嫌な顔をするアイツの顔が容易に浮かぶ。
そこはオレが恥をかく前に、グッと堪えるんだ。
それを聞けない腹いせに、今日は女の子たちを誘ってどこか行こうか。
そうすれば、少しは気が晴れそうだ。
「今日はみんなでどこか寄ってく~?」
「行きたい!」
「いいね~」
予想どおり、オレが声をかければワラワラと女の子が集まる。
オレもまだまだ、すたれちゃいねぇ。
ああ……この瞬間が、1番好きなんだ。
「どっかいいとこない?」
最近、カラオケには飽きたところだからな。
「この近くに、新しいオープンカフェが出来たみたいだよ!」
2階にも、ベランダがあって外を見渡しながら食べれるだって。
おっ、いいねぇ。