【短】君想い
学校についてぼんやりと授業を受けて、お昼になったから友達とお昼を食べてトイレに行った時。

凛ちゃんが友達とご飯を食べているのが見えた。

凛ちゃんは女の子から見ても可愛くて優しくて完璧だと思う。
…勝てる要素が全くないんだよね、、
ため息をついて視界から外せば聞こえてくる綺麗な声。

「蒼依ちゃーん!!お昼食べ終わったの?」
『あ、うん!凛ちゃんわ?』
「今から食べるんだぁ!…じゃあまた教室でね!!」
『うん、、また』

笑顔で立ち去る凛ちゃんに私も笑顔を返した。

なんで笑ってるんだろうなぁー…私。

というかちゃんと笑えてるのかな?

私はふーっとため息をついて歩き出した。

自分ではそろそろ諦めなきゃいけないなぁーって言うのは気づいてる。

多分2人は両想い。
切ないし寂しいよ?

けど、、純の恋を見届けると決めたのは私。



だから最後まで笑顔で応援する。

それが私の最後の意地―…



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