恋愛模様~桜舞散る~

幼馴染の尚くんは、私にとってはかけがえのない友達だった。

 小学生の頃も、よく両親が喧嘩していて離婚だなんだっていっつもいってたから、まだ小さかった私はどうしたらいいのかわからなくなって、よく近くの公園でブランコにのってゆらゆらしてたんだ。

 そこに良くいたのが、尚くんだった。

 私はよく泣きながらその公園のブランコに乗っていたから、お向かいのブランコに座っている尚くんがよく心配そうに見ていた。

 でも、泣いていても、悲しくても、両親に存在を否定されても、尚くんがそこにいるから、少し笑っていられたんだ。

 
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