ホントの恋&偽物の恋
「なんか調子悪いの?」

「なんで?」

「なんか暗い!」

「普通だけど?
大地といたほうが楽しかったか?」

「そんなこと言ってないよ!」


無言の私たちの前に

電車がやって来た

それに乗り私は隣りに座った

智久はiPodで音楽を聴いている様子

やっぱり私が拒否してしまったから

智久は怒ってるんだよね

何も話してこないのが

余計に苦しくなった
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