SQUARE
冷酷人間
あの日俺は涼しい顔で教室に戻った。
ちょうど5限目の授業が終わった頃。
「おいっ!きょーっ!吸うのにどんくらいかかってんだよ!」
由宇が耳元できゃんきゃん声をあげる。
「…ごーめん、なんか授業サボりたくなっちゃって。」
「なっちゃってじゃねーよ馬鹿。
古典の女王蜂、休むならちゃんと言えとかぼさいてたし。
俺がとっさにフォローしてやったけど!」
「まじで?なんてフォローしたの。」
「香麻君は腹痛で保健室ですって。」
「………ありきたりじゃん。
腹痛とか…、たいていみんな下痢とか予想すんじゃん。」
「………いやありきたりでも下痢でも感謝しろよあほ。
あいつにバレたらまぢでたいぎーんだし。」
ちょうど5限目の授業が終わった頃。
「おいっ!きょーっ!吸うのにどんくらいかかってんだよ!」
由宇が耳元できゃんきゃん声をあげる。
「…ごーめん、なんか授業サボりたくなっちゃって。」
「なっちゃってじゃねーよ馬鹿。
古典の女王蜂、休むならちゃんと言えとかぼさいてたし。
俺がとっさにフォローしてやったけど!」
「まじで?なんてフォローしたの。」
「香麻君は腹痛で保健室ですって。」
「………ありきたりじゃん。
腹痛とか…、たいていみんな下痢とか予想すんじゃん。」
「………いやありきたりでも下痢でも感謝しろよあほ。
あいつにバレたらまぢでたいぎーんだし。」