私の旦那様
校門の前まで来ると、美咲と優芽に出くわした。

「よぉ、エリザおはよう」
「おはようです〜」

「美咲、優芽おはよう」

「おはよう…美咲さん、優芽さん」
ロベルトが、爽やかな笑顔を振りまいて挨拶をした。

「じゃあ、また後でね…」
そう言って、先に玄関へと向かって行くが、もう既に女生徒に囲まれていた。

それを見ていた私達は、呆然としていた。
「すげぇ、人気だな…あたしは興味無いけどね」

美咲は、フッ…と大人ぶった言い方をしていた。

「私は、可愛い男の子が良いです〜…ね?クラリネちゃん♪」

優芽は、ウサギのぬいぐるみを抱きしめて話かけていた。

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