私の旦那様
朝食を頂きながら、軽い雑談を終えて私は立ち上がった。

「学校に行ってまいりますわ」

メイドの木崎が近づいて来て、鞄を手渡ししてくれた…。

「エリザお嬢様、今日はどうされますか?」

いつも執事の東堂は、学校に向かう前に必ず聞いて来る質問…。


これは車で行くか、それとも徒歩で行くのかと聞いているのだ。


私は、窓をチラリと見て…「今日は徒歩で行くわ…。天気も良いから」


「では…お気をつけて」


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