私の旦那様
「あのぉ〜すみません…」
後ろから男性の声が聞こえて来た。

振り向くと、20代前半くらいの痩せ型の男性が立ち止まっていた。

「何でしょうか?」

「僕…セントマリア学園に行きたいんですけど…もし良ければ教えて頂けると、有り難いんですが…」

「私、セントマリア学園の生徒なので、案内しますよ」

ニッコリ微笑むと、男性はホッとした表情で、ありがとうございます…とお辞儀をした。
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