私の旦那様
「僕は、篠塚ロベルトと言います」

「私は、エリザ・ルイスです…あの、もしかしてロベルト様って…ハーフでしょうか?」

「うん、イギリスと日本人のね」
「まぁ、素敵…私はイギリスですの」


そんな会話をしながら歩いて、ふと疑問に思った…。


ーロベルト様…セントマリア学園に何の用なのかしら…?女子高なのにー


「あの…」
私が口を開きかけると、ロベルトはそれを察知したかのように喋り始めた。

「僕は、今日からセントマリア学園の教師を勤めることになったんだ」


「まぁ…そうでしたの」
驚きつつも、表情には余り出さなかった。

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