私の旦那様
《キーンコーンカーンコーン……》


予鈴が鳴ると、私達はすぐに椅子に座り込んだ。


《ガラッ…》

教室に入って来たのは…新人の教師、ロベルトだった。

「篠塚ロベルトです。今日から此処のクラスの担任をすることになりました…宜しく」

頭を深々と下げた後、顔を上げると…


さっきまで、シーン…と静まり返ったのが嘘みたいに、教室中は大騒ぎになったのだった…。

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