鬱な私の恋予報。
「わぁっ。
泣かないでよ。
絶対勘違いしてる。」
「何が??」
これをどう良いように
とれば良いのよ。
「沙綾の降恋確率
あげちゃったら沙綾
違う人にアタック
しちゃうかもしれないだろ??
だから、その...
ガードしてた。
キモイ??」
え。
何それ。
5%の原因がまさかの
100%私情って...。
「どれだけ凹んだと
思ってるのよぉ...。」
「うわちょ沙綾?!」
私は道に座り込んだ。
力が抜けたのだ。
私の目には本気で
焦るゆき君がうつった。
しゃがみこんで私と目線を
あわせれば、二言。
「ごめん、
それ位好きなんだ。」
もう意味が分からない。
私にヒロインは
向いてないらしい。
こんなドラマチックな展開
聞いてない。