純愛
なのに…
目の前にいて、
その人も転んだようだった。

なのに…
君ゎさ、私を心配してくれたよね?
私は、あなたのその優しさにすでに、惹かれていたのかもしれない…。



「大丈夫?…」



いきなり、声をかけられてびっくりした。
いつもなら皆、私なんか放っておいて、行ってしまうのに…。
君は違ったね?
だけど、私はつい声が裏返ってしまったんだ。



「だっ…大丈夫ですから。」



そして、無我夢中で走った。
電車なんか来ているはずもなく、そのまま駅を飛び出し、高校まで走った。


周りの人から見たら、
ただの変人…


まぁ…
そう思われても仕方がなかった。


そして、入学式…。


クラスに入った瞬間、
私は、目を疑ってしまった。


だって…
だってね?
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