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生徒会長もまた、眉間にシワを寄せて山田川さんを見ていた。


泣きわめく彼女に、あたしは息ができなくなる。

心拍数はかなり上昇。


生徒会室にいる誰もが、その光景を黙ってみていた。



彼女を一瞥して、視線を横へとずらした生徒会長。


「シグレ。」

「…………何?」


そこには眠そうな表情をした少年が立っていて。


「あんたに処分を任せる。」


シグレと呼ばれる彼は、生徒会長の言葉を聞いた後、さも欝陶しそうに山田川さんを見下ろす。


「…鵺……何年にするつもり?」

「半分。」


歩くシグレの長い手には、闇のように真っ黒な煙が集まりだし、

それはいつの間にか、一つの大鎌となっていた。


二人のやりとりに、まさかと思いつつ目を見開く。



鎌を持つ手を大きく振りかぶった彼に、息もできない。












「…………じゃ、寿命を半分……いただきます…」





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