メイン更新
三つ編み美少女は山田川さんを抱え、それ以外の人たちは緊張感を緩めて。

あたしが瞬きをした次の瞬間には、生徒会室からいなくなっていた。


み、ミステリー…。


残ったのは、あたしの両隣と、双子、シグレとかいう人、そして生徒会長。


この人たちが生徒会幹部なのか。

いかにもそんな感じがする。


生徒会って言うくらいなんだから、すごいのかな?

何がすごいのかは分からないけど、とにかく凄いのかな?


こんなことを考えているけど、実はというと、体は恐怖に支配されていて凍りついている。

逃げたくても逃げ出せない。


「「このヒト、どうすんのさ?」」

双子がシンクロしながら喋る。

その意気投合さは、サーカスを見ているより奇妙で、こんな状況に立っているからか知らないけど不気味に感じた。
< 27 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop