ヒマリュウ-Ⅱ- 〜08.11-【番外編】追加〜
まさかあたしがいなくなるとは思わなかったのか、舞は未だにポカン…としていた。
…あとで説教はいくらでも聞くから、今だけは…。
舞には幸せになってもらいたいしね。
恭哉ならあたしも安心だし。
「だな。」
『でしょ?』
一段高い所にあるソファに戻るなりあたしは、冬可に今の話をした。
すると、同調してくれた言葉の次に、驚くべき言葉を聞いた。
「でも、あいつ――…」
『…――まじで?』
「…あぁ。」