ヒマリュウ-Ⅱ- 〜08.11-【番外編】追加〜
むしろ益々、興奮しちゃうだけ。
「どうしてよ!!!!」
――…キーン
頭に響く高音に、あたしが顔をしかめたのと同時に「………黙れ…って、言ってんのが分かんねぇのか…」背筋が凍る…ような低音を聞いた。
それは紛れも無い冬可。
不機嫌オーラがヒシヒシと伝わって来る。
…殺気が出てるよ。
コレには、今まで暴れていた凛々さんも、押し黙るしかなかったみたいで…。
大人しくソファに腰を下ろした。