ヒマリュウ-Ⅱ- 〜08.11-【番外編】追加〜



『――…んー……!!』



バンバンッと、自由な右手で冬可を叩くが、さすがにびくともしない。



ついに我慢の限界に来たあたしの中で、プチッ―…と、何かがキレる音が聞こえた。



『――…ざけんな…』


「…あ?」


『――…ざけんなー!!』



バンッと、気付けばあたしは、冬可をドアとは反対側に突き飛ばしていた。



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