ヒマリュウ-Ⅱ- 〜08.11-【番外編】追加〜
急に吹き出したあたしに、舞たちは意識を取り戻して、冬可は怪訝そうな顔をした。
「…そっか。なら、しょうがないわね。」
「…だな。」
「「桃さん!!」」
『…え、ちょ……わっ…!!』
意識を取り戻した舞は、フー…と肩を竦め。
恭哉はそれに同意をし。
ヒマリュウの皆は、突進してきた。
…もちろん。
何百人の突進を、一人で受け止められるはずもない。
ヤバイ――…
そう思った時、あたしの手を冬可がひいた。
誰もいなくなった…無人の場所に突進した皆は、前からドミノ倒しみたいに倒れてく。
それも…まぁ、見事に。