運命の糸
【真実の糸ー4】
突然姿を見せた白井康司
何か重々しい雰囲気だ。
(チッ………)
どうやら
捕まっていた白井は
どうにかして
抜け出したようだ。
すると
そのまま上から
機械づたいに
降りてくると、
みんなの前に
飛び降りてきた。
「それは
飲まない方がいい。
そうだろ?
裏切り者さんよ」
その言葉は
永斗に向けられていた。
深く突き刺さる言葉。
白井は本気で
言ってるようだ。
「……」
特に何も言わない永斗。
そこへ
祐平が割って出た。
「ど、どういうこと?
藤堂君が
裏切り者って…」
白井に問いただすが
代わりに、
口を開いたのは
永斗だった。
「なんやあ~♪
もうバレてもうたんか♪
ワイもまだまだやな~」
呆気なく白状する永斗。
い、今のは
聞き間違い…?
そのアッサリした
言葉には
逆に真実味が
感じられなかった。
「どう言うことだ?」
螢が質問しても、
永斗は
口をにやけさせたままで
黙っている。
「何とか言え!!」
辺りがシ~ンとなる。
だが、
答えたのは永斗ではなく
別の人物。
「フフ……
裏切ってはないのよ。
もともとアナタ達の
仲間じゃなかったって
ことね…」
!!
この聞き慣れた
女の声は………
螢がバッと
上を見上げると、
そこには
この事件の首謀者…
あの
フジグループの
会長が立っていた…
突然姿を見せた白井康司
何か重々しい雰囲気だ。
(チッ………)
どうやら
捕まっていた白井は
どうにかして
抜け出したようだ。
すると
そのまま上から
機械づたいに
降りてくると、
みんなの前に
飛び降りてきた。
「それは
飲まない方がいい。
そうだろ?
裏切り者さんよ」
その言葉は
永斗に向けられていた。
深く突き刺さる言葉。
白井は本気で
言ってるようだ。
「……」
特に何も言わない永斗。
そこへ
祐平が割って出た。
「ど、どういうこと?
藤堂君が
裏切り者って…」
白井に問いただすが
代わりに、
口を開いたのは
永斗だった。
「なんやあ~♪
もうバレてもうたんか♪
ワイもまだまだやな~」
呆気なく白状する永斗。
い、今のは
聞き間違い…?
そのアッサリした
言葉には
逆に真実味が
感じられなかった。
「どう言うことだ?」
螢が質問しても、
永斗は
口をにやけさせたままで
黙っている。
「何とか言え!!」
辺りがシ~ンとなる。
だが、
答えたのは永斗ではなく
別の人物。
「フフ……
裏切ってはないのよ。
もともとアナタ達の
仲間じゃなかったって
ことね…」
!!
この聞き慣れた
女の声は………
螢がバッと
上を見上げると、
そこには
この事件の首謀者…
あの
フジグループの
会長が立っていた…