運命の糸
【真実の糸ー7】




「だから裏切りちゃう
言うてるやろ?

もともと仲間や
あらへんかったって♪

白井君が一番よう
知っとるわ★」







ここへ来る途中、

森でペアになった
白井を後ろから
殴りとばしたのも
永斗本人。







それをケラケラと
笑っている。







「…もう我慢ならねえ」







そう言い、
祐平の手を振りほどき
螢は永斗に殴りかかった







すると…







ヒュ!!!!







螢の拳を
あろうことかジャンプ
して避け、

近くのタンクの上に
飛び乗った。







!!






これには
みんなの度肝を抜いた。







それはそうだ。

その高さは
ゆうに2m。







人間離れした跳躍力を
披露させられた。







それを螢は睨みつける。







「なる程……
占いババアの
息子だけあって
面白い力だな…」







「当たり前や。

まあここで
ワイをぶちのめしても
外には兵がスタンバイ
しとるさかい。

何をやっても
無駄ちゃーことや」






え…!っとみんなは
周りをキョロキョロする








どうやら部屋の外には
何十人もの会長の部下が
ここを囲っているらしい







こうなることも

最初から全て
占いで分かっていたのだ
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