運命の糸
【それぞれの糸ー3】
「それにしても
コイツ…どうする?」
そう言う螢に対し、
礼子は
まあまあと言った感じで
手を振る。
「いいじゃないのもう。
許してあげなよ。
この子も今
辛い別れを
してきたみたいだし…?
とりあえず肉マークで
私達にした仕打ちは
許してあげよっ
キャハハ!」
礼子は目を覚まさない
永斗のデコに
肉という字を書いて
遊んでいた。
ムチャクチャする…
「とにかく…
これで終わりだな…」
祐平は肩の力を落とし
気を緩ませた。
自分達の来た
海側を見ると、
連絡を受けた
本土からの船が、
この島へ
向かっているのが見える
無事に全員
この島から出られそうだ
誰一人欠けることなく
六人全員で
ウチに帰れる…
祐平……
礼子…
朋樹…
白井…
螢…
永斗…
それぞれの運命の糸が
絡み合ったこの島で、
夜明けがかかった
海の風景を
立ち尽くして眺めていた
「それにしても
コイツ…どうする?」
そう言う螢に対し、
礼子は
まあまあと言った感じで
手を振る。
「いいじゃないのもう。
許してあげなよ。
この子も今
辛い別れを
してきたみたいだし…?
とりあえず肉マークで
私達にした仕打ちは
許してあげよっ
キャハハ!」
礼子は目を覚まさない
永斗のデコに
肉という字を書いて
遊んでいた。
ムチャクチャする…
「とにかく…
これで終わりだな…」
祐平は肩の力を落とし
気を緩ませた。
自分達の来た
海側を見ると、
連絡を受けた
本土からの船が、
この島へ
向かっているのが見える
無事に全員
この島から出られそうだ
誰一人欠けることなく
六人全員で
ウチに帰れる…
祐平……
礼子…
朋樹…
白井…
螢…
永斗…
それぞれの運命の糸が
絡み合ったこの島で、
夜明けがかかった
海の風景を
立ち尽くして眺めていた