運命の糸
【捕らわれの糸ー26】
「ねえねえ~~
ここ、一部だけ壁が
モロいって~。
この前も壊れて
直したみたいだから、
壊せるんじゃない?」
礼子が
急に横の壁を指差し、
変なことを言い始めた。
「…なんやてぇ?
誰がそないなこと
言うたんや」
「ん、ここにいる霊が
そう言ってるよ。
こんな辛気くさいとこ
女王のアタシに
似合わないから、
早く出よ」
礼子の言ってる言葉に
皆は理解出来なかった。
ただ、よく見ると
壁の色は
一部変色しているように
見えた。
「…何でもいい。
とにかく
ここがモロいんだな?
どいてろ…」
そう螢が言うと、
礼子はハ~~~イと
言って
ピョンと横に身をどけた
それを確認すると、
ゆっくり力を溜めた。
「はあ~~~…
行くぞ……オラ!!!」
ドゴン!!!
後先考えず、
螢は思い切り拳を
壁にぶつけた。
ガラガラ……!!!
見事積み重ねた石が砕け
連鎖するように
壁が崩れ落ちた。
「さっすがピカピカ君★
やっる~~~♪」
礼子は悪魔の光の螢に
勝手にあだ名をつけて
誉めたたえていた
「ねえねえ~~
ここ、一部だけ壁が
モロいって~。
この前も壊れて
直したみたいだから、
壊せるんじゃない?」
礼子が
急に横の壁を指差し、
変なことを言い始めた。
「…なんやてぇ?
誰がそないなこと
言うたんや」
「ん、ここにいる霊が
そう言ってるよ。
こんな辛気くさいとこ
女王のアタシに
似合わないから、
早く出よ」
礼子の言ってる言葉に
皆は理解出来なかった。
ただ、よく見ると
壁の色は
一部変色しているように
見えた。
「…何でもいい。
とにかく
ここがモロいんだな?
どいてろ…」
そう螢が言うと、
礼子はハ~~~イと
言って
ピョンと横に身をどけた
それを確認すると、
ゆっくり力を溜めた。
「はあ~~~…
行くぞ……オラ!!!」
ドゴン!!!
後先考えず、
螢は思い切り拳を
壁にぶつけた。
ガラガラ……!!!
見事積み重ねた石が砕け
連鎖するように
壁が崩れ落ちた。
「さっすがピカピカ君★
やっる~~~♪」
礼子は悪魔の光の螢に
勝手にあだ名をつけて
誉めたたえていた