運命の糸
【脱出の糸ー2】
あの場所までは
目の前の森を
通らなければならない。
森は暗い上に、
歩いて通るには
少々不気味だ。
「待ってろあの野郎…」
「ちょ、ちょ!
ホントに行くの?
行っても
捕まるだけじゃ…」
祐平の問いに
螢は納得いく答えを
言った。
「どの道
このままここにいても
結果は同じだ。
あのババアの所有島なら
特にそうだし、
俺らが
逃げられないことも
分かっているだろう…」
現に先ほどの警備体制が
そうだ。
このまま逃げて、
警察に通報される
危険性があるならば、
こんな手薄なことは
しない。
ましてや、
あの占いの能力を
もってすれば、
そんなミスもいち早く
キャッチするはずだ。
つまりは
今、現段階では
先程の閉じ込められてた
部屋から出たとこで、
何の変わりもない。
だとしたら、
やはり
あの屋敷に行くしか
道は残されていないのだ
「…この夜の内に
闇に紛れて奇襲を
かければ、
スキが出来るかも
しれない…
万に一つの賭だ」
螢はそう言い、
1人でも乗り込む気
マンマンであった
あの場所までは
目の前の森を
通らなければならない。
森は暗い上に、
歩いて通るには
少々不気味だ。
「待ってろあの野郎…」
「ちょ、ちょ!
ホントに行くの?
行っても
捕まるだけじゃ…」
祐平の問いに
螢は納得いく答えを
言った。
「どの道
このままここにいても
結果は同じだ。
あのババアの所有島なら
特にそうだし、
俺らが
逃げられないことも
分かっているだろう…」
現に先ほどの警備体制が
そうだ。
このまま逃げて、
警察に通報される
危険性があるならば、
こんな手薄なことは
しない。
ましてや、
あの占いの能力を
もってすれば、
そんなミスもいち早く
キャッチするはずだ。
つまりは
今、現段階では
先程の閉じ込められてた
部屋から出たとこで、
何の変わりもない。
だとしたら、
やはり
あの屋敷に行くしか
道は残されていないのだ
「…この夜の内に
闇に紛れて奇襲を
かければ、
スキが出来るかも
しれない…
万に一つの賭だ」
螢はそう言い、
1人でも乗り込む気
マンマンであった