【完】甘いカラダ苦いココロ
今日は久々に祝日の休み。
翔梧と二人でまったり過ごしていた。
「私にも見せて」
枚数は少ないけど丁寧な作りのリーフレット。
お客様からの評判もよくてすぐ無くなってしまう。
今回は特に早く在庫切れになった。
私はもう擦りきれるくらい見ているページを開く。
「また……飽きないね」
照れ隠しか、呆れたような翔梧の視線を感じながらも、
そのメンズアクセをつけたモデルに目を奪われてしまう。
「沙耶、凝視し過ぎだから」