忠臣蔵外伝 〜元禄恋物語〜





「金右衛門!!どこにいるのだ」

その声で、我に返った。


あれは、店主…いや、神埼殿の呼ぶ声だ。


随分、変わった事があったのだろう。声が荒々しい。

「はい。表に‥‥」

「何をしておるのだ。いや、呼んだのは他でもないのだが、今日はその方と大事な話があってな。今、良いか?」

「はい。何か?」


















それは、思いもよらない話だった‥‥





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