REAL HOPE Ⅰ



夢を見た。


外に一人で立っている私

周りは真っ暗で
闇に消されてしまいそうな自分



家の中にはあったかい光に笑い合う家族



私は一人

だれも私がいない事になんて気がつかない



むしろ私は元から存在していなかったのかもしれない、



ねぇ…

私はこの世に必要?




誰か私を見付けてよ




誰か私の手を引いて、この闇から連れ出してよ



「…いッ…」


寂しいよ


「…おいッ…ジュ…」



一人は冷たいよ

私が生きてる意味を教えてよ。



ねぇ、



「おい、ジュン!!」



そこで私の目は覚めた。





< 104 / 302 >

この作品をシェア

pagetop