REAL HOPE Ⅰ



キリキリと心臓が痛くなる。



その痛さにたえられなくて、ギュッとレツのスウェットを握った。



「…ジュン」



レツが私の名前を呼ぶ


こいつの温もりが私を固く包み込む



何故か安心した。


キリキリしていた心臓はトクトクと音をかえ

あったかくなった



レツののシトラスの香りかな?私をすごく安心させた。



ねぇレツ


何でかな?


何で私はいつもあんたに弱い部分を見せてばっかりなんだろう。



何であんたは私がいつも孤独を感じる時に私を見付けてくれるのかな



レツには意味のない事かもしれないけど



私は今 なんでか凄く落ち着くよ





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