REAL HOPE Ⅰ
「そういえば、レツお姉さんいたんだね」
ベットにねっころがりながら濡らしたタオルを目にあてる私。
「弟もいる。」
「え!?まぢで?」
レツはベットに寄っ掛かりながら煙草を吹かす姿が凄く似合う
寝たくなかった
またあの孤独な夢をみてしまいそうで…
寝れなかった
だから、ただひたすらにどうでも良いことを話し続けていた私を
レツは不自然に思っていたかもしれない
だけどレツは眠いとか黙れとかも言わずただ「あぁ」とか「そうか」とか相づちをしていた。
それが何だか嬉しくて、私は朝方まで話し続けた