REAL HOPE Ⅰ
金髪の肩までかかった髪
白くて細い足に短い制服のスカート
「…なんであんたが」
私の前に立っていたのはレツの彼女だった。
「なんで?」女は怪しくわらいながら一歩づつ近付いてくると
パンッとはち切れるような音が響いた。
「いったぁ…」
何が起きたのか分からない。叩かれたのは私の頬
「あんたのせいで私は捨てられたの!!あんたさえいなければ!!!」
捨てられたって何?
私のせいって何?
そう言って女は絶叫すると、再び拳を振り上げで私はギュッと目をつぶる
「何やってんの?」
そう透き通る声が聞こえた瞬間
「いったいッ!!!」
あの馬鹿女の痛がる声も聞こえた。