REAL HOPE Ⅰ



「無事でよかった、」


そうホッとしたような少し焦ったようなレツの声



「レツ何でここにいるの?」



また、たまたま家に帰る途中だったわけじゃないだろうし



「お前が電話かけて来たんだろ、」



へ?

電話?



私はポカーンとしながらポケットに入っている携帯をみると、レツからの着信8件に

発信をみると確かにレツへ電話をかけていた



「出ようと思ったら切れるし、かけなおしても出ねぇし」



どうやら男と格闘をしているとき、スライド携帯な私の携帯は足か何かでリダイヤルを押していたらしい





< 148 / 302 >

この作品をシェア

pagetop