REAL HOPE Ⅰ



レツは私をバイクの後ろに乗せるとヘルメットを被せてアゴのベルトをカチャンと止めてくれた。




「倉庫行くぞ。」



自分もバイクにまたがってエンジンを吹かす



「え?待ってよ、私まだスウェット!!!!」



「別にいいだろ、」



昼頃まで寝ていた私が悪い。でも今時の女子高生がスウェットのまま野郎どもの所に行くわけにはいかない!!!



女にだってプライドがあるんだ!!!!



そんな事を心の中で叫んでいると、「着替えてるヒマなんかねぇだろ」



そう言ったレツの視線の先には私の足





< 155 / 302 >

この作品をシェア

pagetop