REAL HOPE Ⅰ
倉庫に着くと、何やら風神の皆がワイワイ何かをやっている
「何してるの?」私は車を下りると、近くにいたメンバーに声をかけた。
「ジュンちゃんお帰り、今からツリー作るんだよ!!」
楽しそうに笑顔を向ける彼、どうやら皆は盛り上がる物が大好きらしい
「……ツリー?」
「うん、ハルマさんがジュンちゃんのために用意してくれたんだよ」
「ハルマが?私のために…」
そのツリーはかなりのデカさだった。
多分かるく3メートルはある気がする
まだ何も飾られていないツリーは集会の時にレツ達が座っていたあの高台の上に置かれた。