REAL HOPE Ⅰ



どうやらバイクで行くらしい



レツはバイクの前で立ち止まった私に持っていたメットを被せてカチッとひもを止めた。



レツのバイクに乗るのは三回目


この数回の間にもはや私にメットを被せるのはレツの役になっている、



「よいしょ」っと声をだしてバイクに股がると



「え?皆どうしたの」



こっちを驚いたようにポカーンと見ている皆




「レツがケツに人乗せてる…」



「え?」



言葉をはっしたのはツカサ



「本当だな、」



そう言って嬉しそうに笑ったのはハルマ






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