REAL HOPE Ⅰ
ややこしい気持ち
「お前変わったよな」
こっちをジーっと見つめるミサキ。
「え?」
私は教科書から視線をかえた
何、デブった?
身長高くなった?
「表情豊かになった。」
「まぢ?」
自分ではそんなの特に気にしてなかったけど…ミサキいわく微妙に変わったらしい
あくまで微妙にらしいけど…
「あいつも変わった」
「あいつ?…」
そうミサキが言うあいつとは誰の事なのだろう
でもその続きをミサキが言う事はなかった
私を見つめるミサキを見つめ返していると何かが引っかかった。
でもその何かを思い出す事はできなかった