REAL HOPE Ⅰ
「…………ん、」
ふかふかしたベッド
ふかふかした毛布に包まれて、私はごろっと寝返りをうった
そして気が付く
「あれ?ここどこ…」
見覚えのある風景、色もない物もない広い部屋
どうやらいつの間にか寝た私を誰かが運んでくれたらしく、私はレツの部屋で寝ていた。
窓の外はまだ明るい…て事はお昼過ぎかな?
時計のないこの部屋は、やっぱり何だか不便だ
私はベッドから下りると、ギィーっとゆっくりドアを開いた